保安林の名義変更
不動産について
2025.05.19
先日、「保安林」の案件に出合いました。「保安林」は「山林」の仲間ですが、水源や防災等の公益的な目的があって定められている土地です。当該案件の「保安林」は崖のような所と平らな所がある複合的な地形のところでした。評価証明上は、平らな部分だけ「雑種地」として評価され、そこそこの金額がついておりましたが、その他の部分は0評価とされていました。固定資産税はそれでいいのですが、名義変更の時に必要となる登録免許税は0評価とされている部分についても評価が必要になってきます。
具体的には「近傍山林」の評価証明書を取って、その平米単価を「その他の部分」の面積に掛けて計算します。
この案件の「保安林」は市街化区域にあったので、「近傍山林」の価格も平米8000円以上もしていてビックリ!面積もかなり広いので、かなりの高額の「山林」ということになりました。崖とかで利用も制限されているというのに。
今まで山林といったら平米10円ぐらいのイメージだったので・・・気を付けないといけませんね。
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